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2008 年 8 月
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経済・経営・株式・投資 時事評論

元投資銀行マンの時事評論 (旧社長お時間です)

Archive for 8 月 9th, 2008

7日にトヨタ自動車が20084-6期の連結決算を発表しました。純利益が前年比28%減の「3526億円」となったとの事です。

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日経新聞では、円高の要因もありますが、原材料費の高騰に対しても原価低減が追いつかなかったとコメントしております。また、他社に比較して北米と大型車の依存が高く、その分不振となったと分析しています。一方で、他社で小型車と新興国での売上が貢献して損益が改善したところがあるとも報じています。

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ここ数年の新興国の経済発展と現在の資源高からすれば、上記の結果は当然と言えます。

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では何でそれを予測できなかったと言えば、それは予想ができた、できなかったと言うことでなく、あのクラスの巨大企業だとマネジメントや企画は簡単には身動きできないと言うことです。

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大型タンカーは止まるのにスクリューを逆回転させても数キロかかるそうです。巨大な製造のグローバル企業も同様で、すぐには巨体のコントロールはできません。現地生産やら商品開発やらを完成させるのに当然数年かかります。

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別に私はトヨタのスポークスマンや回し者ではありませんが、戦略のプライオリティとして米欧先行重視は正しかったと思います。ただ、これだけの急速な先進国の経済失速と原油高は予測できなかったということです。

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トヨタの利益減ったと言っても4半期で3000億円以上あります。膨大な投資余力が残っています。

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他国のメーカーが弱っているなか、かえって有利ではないでしょうか。

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例えばですが、市場を奪い(支配)に行く(開発ばかりではなく、ライバルのと言う手もあります。)、あるいは新興国への進出(もう開始しているでしょうけど、天然資源所有国で現地生産できそうな国に進出)

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ここまでメーカーを応援するのは、原油高で潤っている資源保有国に車(製品)を売って、コストとして出て行った利益を回収して欲しいとの考えがあるからです。トヨタあたりはその例です。

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製造業で利益を上げる、当然、それが日本の生きる道だと思います。そこでこの状況を逆にチャンスと捉えて欲しいです。

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