

経済・経営・株式・投資 時事評論
元投資銀行マンの時事評論 (旧社長お時間です)
Archive for 8 月, 2008
景気低迷時(不況)における投資 続編
Author: 高見澤 敦
それにしても株式市場は軟調(弱い)です。昨日は今年一番の最低な売買代金と出来高だったようですが、本日も引き続き閑散なようです。
市場の雰囲気が悪いというのも良くありませんが、出来高が低いと言うのもかなり問題です。出来高が少ないとい言うのは、参加者が少ないと言う事です。つまりは、投資家が市場に対して期待していないという悪いサインです。
. .
価格が下がっても出来高があるなら、それは売り手もいるが買い手もいるという事で、株価が戻るかもしれないと思う参加者(投資家)もいるという事です。しかし、出来高が低いという事は、参加者(買い手)もなく、価格が高く戻るモメンタム、勢いがないという事です。
. .
連日の経済にとってネガティブな報道は、市場心理をかなり悪化させている感じです。しばらくは弱含んだ市場が続くのは仕方なさそうです。
. .
そんな中、あえて景気低迷時における投資について、引き続きコメントしたいと思います。
(個別の企業名を例に述べていますが、あくまで説明するための参考で、投資のタイミング等を特定はしていませんので、誤解なさらないようにしてください。)
. .
① 食品(内食、材料系)
・ コストが上がっても当初は利益を圧迫して株価は下がるかもしれませんが、しかし消費者は食品を買い控えるわけにいかないので、売り手は最終的に買い手にチャージできるはずです。よって、利益は回復してくると思います。
・ 家族での外食を減らし、家庭内で食べようとするので家庭内用の食料品、飲食系は良いはず。
. .
>㈱ニチレイ (ご存知、冷凍食品、その他食品)
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=2871.t&d=c&k=c3&a=v&p=m65,m130,s&t=1y&l=off&z=m&q=c&h=on
. .
>㈱日清製粉グループ本社 (既に最近の株価は上がっていますが、)
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=%C6%FC%C0%B6&d=c&k=c3&h=on&z=m&esearch=1
. .
② インフラ系 (電力・ガス)
輸入原材料が高騰して一時的には収益が悪化するが、インフラ系なので値上げして消費者にコストチャージできる。よって、公共性が強いので高収益を上げるのはまずいが、赤字続きもない。
. .
>東京電力㈱ (柏崎発電所の問題もありますが、仕込むチャンスもありそうです)
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=9501.t&d=c&k=c3&a=v&p=m65,m130,s&t=2y&l=off&z=m&q=c&h=on
. .
>東京ガス㈱ (チャートは底をうったようにも見えますが、)
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=9531.t&d=c&k=c3&a=v&p=m65,m130,s&t=2y&l=off&z=m&q=c&h=on
. .
人気ブログランキングで『社長、お時間です』は何位?!
関連する投稿
read comments (0)リクルート創業者 江副氏のインタビューから
Author: 高見澤 敦
昨日、創建ホームズ㈱が民事再生を申請しました。不動産関係の破綻が相次いでいますよね。以前にもアーバンコーポレーションに関してや金融機関の不動産に対する融資姿勢について話しましたが、まだまだ同様なケースは続きそうです。
大型倒産速報(帝国データバンク) => http://www.tdb.co.jp/tosan/jouhou.html
タイミングが良すぎるのですが、リクルート創業者の江副浩正氏がインタビュー(毎日新聞=>)
http://mainichi.jp/life/money/news/20080825org00m020011000c.html
で、「不動産深刻、「土地」は生産され、増える だから不動産価格は下がる」 といコメントをされています。
江副さんは実はかなりの不動産オーナーで、都心の一等地にビルを所有されています。(私もかつて関係していた会社で、江副さん所有のビルに入居を検討した時がありました。結局そこは条件に合わなかったのですが、、、)
また、リクルートはリクルートコスモス(現コスモスイニシア)という不動産関連企業がグループにあり、不動産分野でもかなり活動をしていました。(実は20数年前の学生時代、私はリクルートコスモス社の都市開発部というところで企画のアルバイトをしていました。)
. .
ですので、江副さんは不動産の相場や市況に関しても大変詳しいわけです。
その江副さんの意見を一言でまとめると、不動産市況の最大の問題が「需給」であるとしています。確かに人口が減少しているなか供給を続け、かつ投資用としても供給されたら需給のバランスは崩れるでしょう。現在の不動産価格の下落と業者の破綻をみる限り否定できません。
また、賃料もなだらかに下がっていくであろうとも予測しています。ビルオーナーがネガティブなコメントをするのですからリアリティがあります。
. .
少々話が脱線しますが、確かに需給もありますが賃料の絶対的な高さも少々考えものです。都内一等地のオフィスで一坪当たり月に5万円以上の物件があります。私がかつて勤務していた投資銀行ならはったりで一等地に高い家賃を払っている必要がありますが、メーカーの様な場合は製造現場がコストカットに限界までやっているのに、本社や管理部門がそんな高い家賃払って言い訳できるのかと思います。この景気低迷で、再度、家賃の安いところに移るのではないでしょうか。
. .
アーバンコーポレーションが民事再生を出した後、銀行関係者と不動産関係について話しをしましたが、現在の一連の破綻は以前のバブルに比べて全体の規模(額)が小さいので、耐えられる体力があるとコメントしていました。確かに以前に比べて金融機関は容赦なく信用をカットして、損を出しています。逆に言えば、それだけ内部審査が厳しいのと体力があるということですね。新興不動産企業や建設関係にとっては大変厳しい話しですが、まだ少々この市況低迷と信用縮小は続きそうです。
. .
私のオフィスから撮りました。
人気ブログランキングで『社長、お時間です』は何位?!
関連する投稿

