

経済・経営・株式・投資 時事評論
元投資銀行マンの時事評論 (旧社長お時間です)
Archive for 10 月 3rd, 2008
金融の次の危機は自動車メーカー? 耐久消費財メーカーのピンチ
Author: 高見澤 敦
ここ2日ほど本業(事業計画、資本政策コンサル)が忙しく、全く時間がありませんでした。多くの方に見に来て頂いていましたが、書けずに恐縮でした。
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前回、火曜日に米国で金融安定化法の上院では可決し、株式市場は若干リバウンド(多少もどる)するであろうと予想しましたが、そこまでは予想通りでした。特に金融機関の株は一時的ですが落ち着いているように見えます。
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米国の国策銀行?JPMorganの株価チャートです。(ここは私の古巣ですが)
ここ5年のグラフですが、サブライム問題前の水準にもどっています。恐るべし!!!!
不良資産が多いと指摘されているシティグループのチャートです。
ここは戻りも半値というところですが、底値はうった感じです。政府の損失補てん付きでワコビアの救済買収し、ドサクサで自分達も助かるようにした作戦は、今のところ上手くいっています。
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まだまだ金融機関の不安はあるものの、直近での最悪期は脱した感じです。
ただ、ここからは景気悪化で、金融機関以外の企業の不振がクローズアップされる場面です。そのため、株式市場の戻りも大したことはなく、またダラダラと下げそうな状況です。
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一難さってまた一難。
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今回、特に衝撃的だったのは新車販売の落ち込みです。日米、両国で落ち込んでいます。
http://jpibtimes.kir.jp/article/biznews/081002/23066.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081002-00000044-san-ind
特に米国で9月の落ち込みはひどく、前年同月比トヨタ32%減、ホンダ24%減、日産37%減。ちなみにフォードは34%減、GMは16%減です。
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GM(セネラルモーターズ)の株価はまだ下げ止まった感じはしません。
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景気が悪くなると、大型耐久消費財の売上が顕著に悪くなりますが、それにしてもこれだけ激しい落ち込みという経験は初めて?ではないでしょうか。単月のデータだけで判断は不足ですが、これだけ単月で落ち込むとしばらくは影響が続くでしょう。
今回の金融危機の影響がきちんとした企業の決算(四半期)として現れるのが年明けでしょうから、その時点で単月の業績情報と比較して将来の景気を再度占うことになりそうです。
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ちょっと話は変わります。
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ここでトヨタの動きに着目です。
7月、8月に9月売上の落ち込みを予想していたような動きをしています。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20080908/169835/
http://www.afpbb.com/article/economy/2423724/3170831
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200808/2008082900666
8月に下方修正やら広告費削減を行っています。すばやいです。
別にトヨタをヨイショする気があるわけではありませんが、リッパです。
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トヨタには強烈なキャッシュ・マネジメント・システム(CMS)があり、グローバルで資金を一元管理しているので、おそらく売上と資金情報がリアルタイムで入ってくると思います。
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そこの売上データからの景気速報および予想は並みの官庁のデータよりずっと優れているでしょうね。(一度、彼らの生データを見てみたいものです。)
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そのトヨタの下方修正ですので要注意というわけです。
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