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元投資銀行マンの時事評論 (旧社長お時間です)
Archive for 10 月 25th, 2008
株式市場のセリングクライマックスとは? 暴落の最終局面
Author: 高見澤 敦
セリングクライマックスとは?
セリングクライマックスの意味の問い合わせが多いのでちょっと書きます。セリングクライマックスを英語で書くと、 Selling climax Selling=売却 Climax=最高点です。
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株や債券等が何らかの理由で大量の売り物が出た時(暴落)に価格の下落がおきます。その際に、何でそんなに価格が下がるのかという疑問が出るようなレベルまで下落、暴落することがあります。理由は、バブルがはじけて経済環境が悪くなって企業業績が悪化すると言ったファンダメンタルに基づくものから、信用取引による買った株の強制的な損切り(売却)、株式ファンド(投信やヘッジファンド)の解約による止むを得ない売却と言った資金的なものまで、様々なものが重なります。
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理由は幾つか複合的に重なりますが、一言でいうと需給の悪化です。売らなきゃいけない人や、暴落で怖くてもうこれ以上持つのが我慢できない人が増え、最後は理屈をこえて売りがでる、ある意味ヒステリックな状態です。その際には高値で買った株が溜まっておりそのボリュームが、買い手(買いたい)となる投資家の買いボリュームより圧倒的に多くなっているわけです。
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暴落の最終局面になると、その株の売り物がなくなります。その時点というか価格レベルの状態をセリングクライマックスと言います。
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セリングクライマックスとなるレベルは、当然ですが市場が回復、再び上昇し、後になって振り返って初めて確認できるものです。
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一般的にセリングクライマックスの後は急速に相場が回復します。セリングクライマックスは価格のオーバーシュート(overshoot=行き過ぎ、あるべき地点、価格を通り過ぎてしまう)ので、売りものが終わった時、本来あるべきであろう価格(地点)まで戻そうとする市場の力が働きます。
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プロの投資家はそのセリングクライマックス後の価格の戻り、リバウンド(rebound 立ち直り、回復)を狙います。このリバウンドは通常の株価の上昇より大きい場合が多く、その後の経済の回復と株価の更なる上昇につながるので、株を買には重要なタイミングとなるわけです。
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