ご案内

ブレインファクトリーでは、会社の設立・事業計画書の作成、資本・資金調達、M&A、投資事業、リスクコンサルタント等様々なメニューをご用意しております。 ホームページをご覧下さい。 詳しくは、ブレインファクトリーのホームページまで。

 

2008 年 11 月
« 10 月   12 月 »
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ページ

あわせて読みたいブログパーツ

経済・経営・株式・投資 時事評論

元投資銀行マンの時事評論 (旧社長お時間です)

Archive for 11 月 7th, 2008

2008年11月7日

レバレッジの意味  (lever=>てこ。派生語でレバレッジleverage=>てこ作用=>転じ少額の資金で借入れを起こし、自己資金以上の投資(ビジネス)を行うこと)

. .

レバレッジの問題(優位とも取れますが)は、少額で自分の本来とれる以上のリスクを取れてしまうことです。ただ、取ったリスクで損が出た場合に払える範囲の額ならいいですが、これが社会的に影響力のある金融機関(リーマンブラザーズetc.)が払えなくなると、「いったいどんなリスクマネージメントしてたんだ」を通り越して社会問題化です。さらに複数の機関が多額でやった結果が今回の金融危機です。

. .

倒れた金融機関は、測ったリスク量に対して自己資本が小さ過ぎた、つまりレバレッジをかけ過ぎたわけです。(これに関してはいずれ詳述したいと思います)

. .

今までレバレッジ(少額で大きな金額のビジネスにする)を礼賛する記事や文章が多かったと思います。ここに来て手のひらを返したようにレバレッジの時代は終わったとコメントする連中が多いのであきれてしまいますが、、、、、

. .

以前から素人向けHow to 本や礼賛的コメントが多い割に、あきらかに本来のレバレッジの作り方や意味を知らない人が多い様なので、簡単な例で解説してみたいと思います。

. .

レバレッジって本来は怖いっていう例です。

. .

例えば分かりやすく説明するために、ある投資家(仮にAとします)が100という現金資産を持っていたとします。

. .

Aはこの資産で国債(国が発行している債券。一般的に信用度は最上位)を100買います。

この国債は非常に信用度が高いので担保として有効で、現金を借りる(融資)ことができます。もちろん担保には掛け目があります。ただ、国債は格付けが良いので、掛け目も高くなります。ここで仮に掛け目を95%とします。(担保には様々なものがありますが、土地だと現在は市場価格の60~70%程度でしょうか?)

.                         .

Aは100で買った国債を担保に出し、95の現金をB銀行で借ります。次にこの95の現金で95分の国債を買います。

>この時点でAのバランスシートは

195(時価)の国債を所有 100の自己資金と95の借入れ

.                     .

次に95分の国債を担保に入れ、C銀行から現金を借ります。掛け目は95%なので借りられる現金の額は、95x95%=90.25 です。この借りることができた90.25で再度国債を買います。

>この時点で、Aのバランスシートは

100+95+90.25=285.25の国債の所有

100の自己資金と185.25の借入れ

.                      .

次にこれを繰り返します。90.25で買った国債を担保に入れ、90.2595%=85.74の現金をD銀行から借ります。この借りた85.74で国債を買います。

>この時点で、Aのバランスシートは

1009590.2585.74370.99の国債を所有

100の自己資金と270.99の借入れ

. .

ここ気づかれたと思いますが、100という現金で370.99と言う国債を所有する事ができました。これがレバレッジです。370.99÷100=約3.7、 つまり3.7倍のレバレッジです

. .

これを20回繰り返すとどうなるか。Aのバランスシートは

1009590.2585.74+・・・・=1318

100の自己資金と約1218の借入れ

となります。何と、100の自己資金で1218の借入れをして1318分の国債、つまりは約13倍の資産を持つ事ができました。(もちろん国債は担保に入っていますが)

. .

これが最も簡単な例ですが、レバレッジの作り方の説明です。

. .

以下、次号に続きます。

↓皆様の応援が励みになります
↓1クリック頂ければ幸いです↓

関連する投稿