

経済・経営・株式・投資 時事評論
元投資銀行マンの時事評論 (旧社長お時間です)
Archive for 12 月 14th, 2008
トヨタの下期予想、下方修正1000億円赤字は、リストラの正当性とGM救済の断りのための言い訳
Author: 高見澤 敦
2008年12月14日
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今週はソニーの大規模リストラ(16000人)、トヨタの下期予想の下方修正(1000億円の赤字)、米国ビッグ3の救済案が上院で決裂、しかしホワイトハウスで救済の選択肢を検討とテンコ盛りのニュースが流れ、株式市場、原油市場は荒れました。おそらく、この動きを予想できた人はほとんどいないのではないでしょうか。相場について行くのも一苦労でしょう。
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政権の維持や奪取に関することばかりがメインで、何十年に一度と言われる経済危機に対して、真に有効となる対策が政官一体で議論されているとはとても思えません。
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大胆かつすばやい意思決定の日本企業に比べ、政治、政府の無策には失望されます。日本は政官2流、経済1流のゆえんですね。
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ソニーやトヨタの動きですが、経営的な観点からすれば素早い決断で流石です。(リストラされる従業員や減産で受注の減る下請けにはたまったもんじゃありませんが、、、)ソニーもトヨタもグローバル化しており、かつ海外輸出、海外事業部門比率が高いので、今回のように海外での経済減速が大きいと影響も多大です。
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このドラスティックなリストラ手法をみると、もうソニーやトヨタは旧来の日本的な家族的?経営の企業というより、アメリカン?な企業化していると言わざるを得ません。もはやソニーもトヨタも純粋日本企業と言えなくなっているのでしょうね。
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ソニーもトヨタも幹部やスタッフはみな相当優秀です。もちろん彼らの中には米国の有名大学でMBAを取って、経営論を本格的に勉強した連中が多いでしょう。それに海外工場、海外拠点での勤務もあり、マネージメントも海外流を経験済みです。
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今のグローバル化の定義は私の観点からすれば米国的な視点からのグローバル化だと思います。私も米国(ウォールストリート)での勤務経験あり、かつ勉強したファイナンスや経営論は米国のテキストが主流でありました。おそらく知らず知らずのうちに米国流グローバル経営というものに感化、正当化されていると思います。ソニーやトヨタの幹部も同様ではないでしょうか。
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果たして、それが長い目でみて本当に日本のため(経済、文化を含め)になるのかどうか、ここで考え直すいい機会かもしれません。
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ところで、、、、
トヨタの下期予想、1000億円の赤字下方修正ですが、これだけリストラをやっていますから、会社としてもリストラの正当性を示さねばなりません。首切りの言い訳ってやつです。それは赤字がひどくなるので、会社としてもやむを得ずやりましたと言うところでしょか。
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それに加え、、、、
トヨタには米国のビッグスリーの救済(特にGM)と言うか、再生に力をかせと米国政府、政権から言われる可能性が大です。(既に要請が裏であったかもしれません)トヨタとしても直ぐには火中の栗を拾いたくないでしょうから、自分も赤字で大変だから他を助ける余裕はないよと予め表明しておきたいでしょう。
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まあ、実際のシナリオとしては、下期1000億円の赤字予想であったが、決算が終わってみたら若干の黒字で、かなり努力しましたという評価を狙っているのでしょう。
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戦略というより、戦術ですか。ここの部分はアメリカ流ではありませんね。
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