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経済・経営・株式・投資 時事評論

元投資銀行マンの時事評論 (旧社長お時間です)

Archive for 12 月 18th, 2008

2008年12月18日

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円高が続きますね。個人的には円ドルは一度70円台に突入すると予測しています。ますます輸出のウエートが大きい企業は大変になるでしょうね。パッシブ、生活必需型企業に引き続き着目します。(日経では生活防衛型と言っているようですが)

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前回の続きです。

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前回は医薬品でしたが、今回は医薬品卸業です。実は医薬品は製薬メーカーが直接売っていると思われがちですが、医薬品卸が大部分を病院に販売・デリバリーしています。一般的に薬のメーカーは知られていても、これら企業は黒子的役割なのであまり知られていません。

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実は医薬品の卸業ってそんなに儲かりません。

というか、医薬品の卸ですから社会通念上、そんなに儲けちゃいけないって雰囲気があるような気がします。

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また、薬の価格は薬価と呼んでいます。それは厚労省から認可を受けた医療用医薬品で、その価格も公定価格をつけられています。その薬が民間で開発されていても、なぜ薬価があるかというと、健康保険制度の下で国が費用の大部分を支払っているためです。価格は当局主導で決定しています。

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その公定薬価が国の財政難により健康保険費用が抑制され、引き下げられる傾向が続いています。よって卸業の収益もその影響を受けています。

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とは言え、この業界も生活必需として不可欠で、景気による影響も他業態に比べて軽い方(極端に売上が減る可能性は低い)と思われます。

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1 メディセオ・パルタックHD(医薬品・日用品) 2兆1667億円
2 アルフレッサHD(医薬品) 1兆5898億円
3 スズケン(医薬品) 1兆4548億円
4 東邦薬品(医薬品) 7734億円
5 あらた(日用品) 5221億円
6 アステム(医薬品) 3295億円
7 バイタルネット(医薬品) 2623億円
8 ケーエスケー(医薬品) 2413億円
9 中北薬品(医薬品) 2413億円
10 ほくやく・竹山HD(医薬品) 1689億円

(日経新聞 2007年9月)

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アルフレッサとメディセオは2009年に合併します。その前にメディセオは約1700億円の売上のあった「コバショウ」と合併しています。これで4兆円!の売上のある医薬品卸会社が誕生します。業界1位と2位が合併です。トヨタと日産が一緒になるようなものです。(独禁法ですが、公取がよく許しましたよね。)

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上記の問題もありますが、それにしても極端に悪化が続く可能性は低いでしょう。業界再編でM&Aのテーマもありますし、安く買えたらチャンスがあると思います。

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例 スズケン(証券コード 9987) => 夏のリーマン・ショック後に下落しましたが、すでに高値から半値戻しをしていますね。底値で拾った人は上手くいっています。次の買いのタイミングを探ると言うところでしょうか。

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例 株式会社あらた(証券コード 2733) => M&Aで合併を繰り返して拡大している中堅です。夏のリーマン・ショックは関係なかったようですね。ずっと強すぎた反動はあるかもしれません。ちょっと流動性(取引量)が低いのが気になりますが。

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以上の銘柄は、その業種においてあくまで参考として挙げたものです。ご留意下さい。

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以下続く。

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↓この社長、面白いです。こんな環境だから勇気づけられる人がいるかしれません。(まねは出来ませんが。)

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