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経済・経営・株式・投資 時事評論

元投資銀行マンの時事評論 (旧社長お時間です)

Archive for 2 月 12th, 2009

02 12th, 2009

2009年2月12日

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その1 何故、入社したか?

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(出張と風邪による高熱(インフルエンザではなかったのですが)でしばらくコメントをお休みしていました。)

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三菱UFJ証券がモルガン・スタンレー証券の日本法人を秋に統合する記事が日経に記載されていましたね。つい最近まで世界最強の投資銀行のひとつと言われていましたが、おかしくなってしまうのも、あっという間ですね。

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投資銀行に対する風当たりが強いのですが、投資銀行についてと私自身が投資銀行に何故に就職したのか(80年代に入社したので20年以上も前の話ですが)をちょっと書きたいと思います。

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入社時である80年代の米国投資銀行を語る前に、当時の日本の金融業界について述べる必要があります。

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78年に起きたイラン革命と第二次オイルショックの影響により、80年代前半の米国では景気が長期低迷しました。一方で日本は第一次オイルショックでの経験により、製造業は更なる商品の性能・品質の向上、特に現在は当然のように言われている、省エネ、環境型製品に力を入れ、そのシェアを世界規模で拡大していきました。その結果、日米間では貿易不均衡が拡大し、特に自動車や家電製品は一部で日本製品不買運動や「日本製品をハンマーでたたく」といったパフォーマンスにまで至りました。日本はジャパンアズナンバーワン(エズラボーゲル、1979年)に知られるように、その成功を絶賛されました。

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当時の製造業の成功(業績)は、その企業の株価を押し上げ、それを保有する金融機関の資産価値を膨大なものにしました。特に当時は財閥を中心とした株式の持合は、双方が持ち合うレバレッジによって資産の過大評価、バブルを生じさせ、実力以上の投資行動を引き起こしました。

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日本の金融機関は、生命保険が「ザセイホ」といわれたように世界中の投資市場でその名をとどろかせる様な存在でした。その他の例で言うと、つい最近まで最強の投資銀行と言われていたゴールドマンサックスは資本が脆弱で、当時の住友銀行から出資をしてもらっていたそんな時代でした。

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第二次世界大戦で米国に負けた事にコンプレックスがあった層にとっては、やっと名誉挽回と感じたかもしれません。ただ、そこに「おごり」や「脇のあまさ」のような物がずいぶんあったような気がします。決して投資業としては経験や成功事例があるわけでなかったのに、無謀ともとれる投資(海外での不動産投資、美術品の買いあさり)にのめりこんで、その後に失敗しているのは皆さんもご存知の通りです。

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そんなアジアの奇跡ならぬ、世界最強の投資国、日本においてわざわざ弱小?の外資系金融機関に就職するのは、「何で?」と言った雰囲気がありました。(私が日系と外資系証券の幾つかに内定をもらって迷っている時、日系の金融機関にいるOBは真顔で心配してくれる先輩が幾人もいました。)

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では何故入社したかと言うと、当時の最先端の金融技術やマネジメント、それに投資銀行で働いていた先輩達のユニークさでした。

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以下、続く。

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↓ 原作者ケネス・リッパーはソロモンブラザーズの元副社長です。作品としてはもう古典的内容ですが、マイケル・ダグラスの演技がしびれます。

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↓ 著者の末永さん、ソロモンブラザーズで私の一期上、マネックス証券社長の松本さんと同期です。本に書かれている幾つかの場面には、私も実際にいたのでコメントし難いですが。

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↓ 黒木さんの作品です。これは小説と言うより、ノンフィクションに近い作品です。そうとう細かい取材をしています。主人公?のモデルは複数なのですが、その一人は私の元上司です。知人間ではかなり話題となりました。

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