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元投資銀行マンの時事評論 (旧社長お時間です)
Archive for 2 月 18th, 2009
コスモスイニシア キャッシュフローが何時までもつ? 民事再生の回避?
Author: 高見澤 敦
平成21年2月18日
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コスモスイニシア(旧リクルートコスモス社)ですが、2月9日に「継続企業の前提に関する事項の注記についてのお知らせ」をリリースしています。
http://www.cigr.co.jp/cosmosinfo/ir/ir_documents/img/03/ir_news_09/ir_news090209.pdf
一般的にはちょっとわかり難いと思うのですが、わかり易く言うと
・ 金融機関から現在短期の借金をしているが、さらに金を借りるあるいは短期の借金を借り換えする契約を事前にしていた。
・ ただし、この事前の契約の中には、コスモスイニシアの財務状況がある一定のレベルまで悪化したら実行されない内容(条 項)が含まれており、業績の悪化でこの条項に抵触する可能性が出できた。
・ よって、この契約により借り入れが出来なかったらコスモスイニシアの継続は難しい。つまりは会社が破綻してしまう可能性がある。
・ 金融機関に今後の計画を説明に行ったところ、現状では上記の条項により事前に契約を打ち切ることはしないと連絡を受けたので、直ぐに破綻するような状況ではない。
と言う内容です。
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まあ正直言って、コスモスイニシアは堂々と発表したものです。おそらく最近は情報開示が厳しいのできちんとやったのでしょう。(アーバンコーポレーションとパリバのケースもありますし。)
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ただし、金融機関が現状では金を貸す契約書を破棄することはないので直ぐには破綻しないと言っていますが、金融機関はあくまで「現状」と言っており、将来に金を貸すことを保証はしていないので油断は許しません。
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2月9日には同時に「第3四半期決算短信」をリリースしています。
http://www.cigr.co.jp/cosmosinfo/ir/ir_documents/img/01/ktan2009_3.pdf
ぶっちゃけ、業績悪化は重傷です。営業の赤字と在庫の評価損で利益剰余金を全部吹っ飛ばしちゃって、株主資本が約128億円しかありません。バランスシートが2900億円もある企業では過小資本です。
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この発表の前に、幾つか伏線となる発表と資金調達?をおこなっています。1月30日の
「たな卸資産評価損の計上、平成21年3月期(連結・個別)業績予想及び 期末配当予想の修正並びに役員報酬の減額に関するお知らせ」
http://www.cigr.co.jp/cosmosinfo/ir/ir_documents/img/03/ir_news_09/ir_news090130-1.pdf
および
「子会社株式の譲渡及び業務提携に関するお知らせ」
http://www.cigr.co.jp/cosmosinfo/ir/ir_documents/img/03/ir_news_09/ir_news090130-2.pdf
です。
これは営業の赤字と不動産市況の低迷から悪化しているであろう不動産在庫の評価損を発表し、その上で心配される資金繰りを子会社株式売却により資金調達を行い、少なくともすぐには破綻しないことを予めアピールしておくものです。
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子会社の株式譲渡により、2月2日に63億円(発表の3日後、すばやいです。)、27日に残りの37億円で計100億円の資金調達をしています。12月末の現預金が36億円しかなかったのでおそらく資金状況は非常にタイトで、この調達によりホット一息ではないでしょうか。(ただし、譲渡した先は実質筆頭株主で、そこに助けてもらったわけですが)
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以下、「第3四半期決算短信」(平成20年4月1日~平成20年12月31日)の内容についてコメントしたいと思います。
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続く。
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↓コスモスイニシア(旧リクルートコスモス社)のファウンダー、江副浩正氏の著書です。内容には賛否両論がありますが、サブプライム問題、リーマンショック前の著書で、不動産下落部分に関しては評価できるかもしれません。ちなみに江副氏は都内の一等地のビルオーナーです。私も以前にオフィスを借りたかったのですが、賃料が高くてあきらめた事があります。
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| 不動産は値下がりする!―「見極める目」が求められる時代 (中公新書ラクレ) |
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江副 浩正おすすめ平均 ![]() 需給関係から見て、今後も不動産は下がり続けていくという著者の見解には全く同感である。 看板に偽りあり またいつか再読してみたい 外国コンプレックス 「サブプライム前」に書かれたものです。Amazonで詳しく見る by G-Tools
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需給関係から見て、今後も不動産は下がり続けていくという著者の見解には全く同感である。
看板に偽りあり