

経済・経営・株式・投資 時事評論
元投資銀行マンの時事評論 (旧社長お時間です)
最後に笑う者がいるのか? 今回の敗戦(不良債権)処理
Author: 高見澤 敦
暗い話しばかりで、多少は明るいことはないのかと言いたくなりますが、景気低迷時の投資についての話しですのでお許しを。
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不動産・建設関連の企業が軒並みへたっていますが、どれだけ短期間に株が下がってやられたかと言うと、例えばアーバンコーポレーションのケースを見ると=>
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昨年の株価の高値が2,000円以上、時価総額で6000億円ぐらいの時もありました。
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=8868.t&d=c&k=c3&a=v&p=m65,m130,s&t=2y&l=off&z=m&q=c&h=on
それが1年経って株価は2円、時価総額は約5億4千万円、何と千分の1以下です!
たった1年で、しかも1社で6000億円が消えちゃいました。いくら急激に業績が悪化したからと言って、1年経つか経たないかの間に6000億円が消えちゃうほど下がると言うか破綻するなんて変ですよね。
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まあ、昨年の高値が異常だったと思うしかないのでしょうけど、それにしてもバブルがはじけると凄まじいとしか言い様がありません。アーバンコーポレーション以外に飛んだ上場企業がありますが、それらの時価総額を合わせると直近でいったい幾らお金が消えたのでしょうか?相当な額ですよね。投資家が萎縮するのは当然です。
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前置きが相当長くなってしまいましたが、ここからが本論です。
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前回、バブルがはじけて破綻が相次ぎましたが、その資産は不良債権処理の名目の元、投売り、バーゲンセールとなりました。当時は不良債権を安く買うのは「ハゲタカ」と見なされたのと、それほどおいしい投資とは思わなかったのでしょうか、買い手に出動したのは、外資系ファンド、投資銀行でした。
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(外資系ファンド、投資銀行)と言っても、実際は日系の大手機関投資家もかなり投資しています。ハゲタカファンドの場合は直接投資しようとすると名前が出てしまい、マスコミ等で非難されますから、それを避けるために外資系ファンドや投資銀行を経由して投資します。
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外資系ファンドや投資銀行は日本の投資家に代わって悪役を演じることにより、おいしい案件に投資して大きな成功報酬を得るわけです。
以下続く。
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read comments (0)リクルート創業者 江副氏のインタビューから
Author: 高見澤 敦
昨日、創建ホームズ㈱が民事再生を申請しました。不動産関係の破綻が相次いでいますよね。以前にもアーバンコーポレーションに関してや金融機関の不動産に対する融資姿勢について話しましたが、まだまだ同様なケースは続きそうです。
大型倒産速報(帝国データバンク) => http://www.tdb.co.jp/tosan/jouhou.html
タイミングが良すぎるのですが、リクルート創業者の江副浩正氏がインタビュー(毎日新聞=>)
http://mainichi.jp/life/money/news/20080825org00m020011000c.html
で、「不動産深刻、「土地」は生産され、増える だから不動産価格は下がる」 といコメントをされています。
江副さんは実はかなりの不動産オーナーで、都心の一等地にビルを所有されています。(私もかつて関係していた会社で、江副さん所有のビルに入居を検討した時がありました。結局そこは条件に合わなかったのですが、、、)
また、リクルートはリクルートコスモス(現コスモスイニシア)という不動産関連企業がグループにあり、不動産分野でもかなり活動をしていました。(実は20数年前の学生時代、私はリクルートコスモス社の都市開発部というところで企画のアルバイトをしていました。)
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ですので、江副さんは不動産の相場や市況に関しても大変詳しいわけです。
その江副さんの意見を一言でまとめると、不動産市況の最大の問題が「需給」であるとしています。確かに人口が減少しているなか供給を続け、かつ投資用としても供給されたら需給のバランスは崩れるでしょう。現在の不動産価格の下落と業者の破綻をみる限り否定できません。
また、賃料もなだらかに下がっていくであろうとも予測しています。ビルオーナーがネガティブなコメントをするのですからリアリティがあります。
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少々話が脱線しますが、確かに需給もありますが賃料の絶対的な高さも少々考えものです。都内一等地のオフィスで一坪当たり月に5万円以上の物件があります。私がかつて勤務していた投資銀行ならはったりで一等地に高い家賃を払っている必要がありますが、メーカーの様な場合は製造現場がコストカットに限界までやっているのに、本社や管理部門がそんな高い家賃払って言い訳できるのかと思います。この景気低迷で、再度、家賃の安いところに移るのではないでしょうか。
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アーバンコーポレーションが民事再生を出した後、銀行関係者と不動産関係について話しをしましたが、現在の一連の破綻は以前のバブルに比べて全体の規模(額)が小さいので、耐えられる体力があるとコメントしていました。確かに以前に比べて金融機関は容赦なく信用をカットして、損を出しています。逆に言えば、それだけ内部審査が厳しいのと体力があるということですね。新興不動産企業や建設関係にとっては大変厳しい話しですが、まだ少々この市況低迷と信用縮小は続きそうです。
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私のオフィスから撮りました。
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