

経済・経営・株式・投資 時事評論
元投資銀行マンの時事評論 (旧社長お時間です)
株式上場、IPOの減少 ベンチャー、ベンチャーキャピタルの苦戦
Author: 高見澤 敦
2009年7月26日
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仕事上、上場(IPO)準備中のベンチャー企業、ベンチャーキャピタル、ファンドと話す機会が多いのですが、ここ1年ほどは上場数が減っており、かなり苦戦している話をよく聞きます。
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ここ数年の株式上場数を見てみます。(野村證券さんのデータをお借りします。)
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(クリックすると拡大します。)
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ここ数年の東証、大証、ジャスダックを併せた上場数は、
2006年 166社
2007年 110社
2008年 47社
です。そのうちベンチャー企業が目指す、東証マザーズ、大証ヘラクレス、ジャスダックNEOの合計は
2006年 78社
2007年 51社
2008年 22社
です。確かに「激減」しています。ここで今年の上場をまとめてみました。
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なんと上場した社数は7月まで10社、そのうちマザーズ、NEO、ヘラクレスを合わせたのはたった4社です。このままだと今年の上場合計は20社にもとどかない可能性が大です。2006年の166社からすると今年は1/8、1/9の上場数レベルです。
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ここまで上場数が減っている理由ですが、市場関係者で言われていることがあります。
・ 先行して上場した新興企業で上場後に不祥事?を起こすところがあり、内部統制、コンプライアンス等の整備が必須、厳しくなり、上場のための条件がクリアし難くなった。
・ 厳しくなった理由も上記と同様。取引所の審査部門も上場基準を実質的に厳しくした。(昨年に取引所の上場審査官が交代したのも理由?)
・ ジャスダックと大証の合併で、新興市場部門の方針決定に時間がかかり、その影響で上場数が減っている、
・ 不況でベンチャー企業の自身の経営状況が芳しくなく、上場できる状態ではなくなった。
等です。確かに上場後に問題を起こした企業があるのですが、それにしてもその理由で上場が減っているとすれば、それを目指す企業にとっては非常に厳しい状況です。
もちろんそこに投資しているベンチャーキャピタル、ファンドとっても同様で、この状況が続けば死活問題になります。
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当然ですが上場によって得られる資金はベンチャー企業にとって大変重要です。特に営業キャッシュフローのない、いわゆる開発型ベンチャーにとってはこの資金調達は生きるか死ぬかの資金です。
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この状況はいずれか改善するかも知れませんが、しばらくは厳しい状況が続きそうです。
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read comments (0)プラスの材料もあるんですけどね。
Author: 高見澤 敦
昨日、一昨日のブログで実体経済の対策を次にやらないとズルズル株価が下がると書いたのですが、今日はNY、東京ともにズルズルどころかドカンと下がってしまいました。
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以前から株価のレベルについて、米国はまだ下がり(ニューヨークダウは7000ドル以下)、日本はそろそろ止まる(日経平均で8,000円以下は下げ過ぎ。買い下がり推奨)という考えは変わりません。
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何でここまで下がるのかと言うと、あたりまえですが株の売りが出るからです。こんな低いところで売りが出るのは、売らなきゃいけない投資家がいるからです。(ファンドの解約と現金が必要等の理由。もちろん損切りしたい人も当然いますが)
ここで米国市場(ニューヨークダウ)の株価と取引ボリューム(株数)のグラフをみてみると、現在の株価より過去10年間の株価の方が高いわけです。しかも株の出来高が非常に増えています。(下段の棒グラフが取引高)特にここ数年は過剰流動と言えるくらい取引量が増えています。
つまり、それだけ今のレベルより高い所に非常に多くのコスト(買値)の株がたまっているということです。
このファンダメンタルですから、株価が元に戻る事をたいていの投資家は諦めているはずです。よって、その諦めた投資家が売り切るまで上昇というか株価の安定はないと思います。この売却は理屈じゃないので、この売り物がオーバーシュート(過剰な下落)の原因となります。
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最近、相場を良くあてているので友人や後輩から金融に戻ったらと言われますが、次の2年くらいは敗戦処理系(企業再生やら不良債権処理)やリバウンド狙いのファンド(資金集め大変ですが)組成ぐらいしか仕事がないでしょうね。
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ちょっと話はかわります。
今日もあるクライアント先で、建設や資材関係のここ数ヶ月の売上が軒並み15~30%ダウンしているらしいと話を聞きました。今年に入っての不動産・建設関係の破綻ニュースを聞く限り、その話は真実味がありそうです。
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こんな話ばかり聞いているとどうしても精神的に滅入ってきます。
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そうなると、暴落や全員弱気の時は、たとえ良い材料やニュースがあってもそれを素直に受けとめられないものです。
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経済失速の原因のひとつである天然資源の高騰、特に原油の高騰がおさまってきたのに、それを良い材料と注目していません。(金属も結構下がっています)
まあ、全体的に消費が落ちるので、素材の値段が下がっても仕方ないのかもしれませんが、、、
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