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経済・経営・株式・投資 時事評論

元投資銀行マンの時事評論 (旧社長お時間です)

最近、証券の若手やマスコミの連中から意見を求められられる事が多くなってきます。彼らの現場での混乱や苦労が直接感じられます。彼らにすれば、現在の私は短期的に相場をとっているわけではないので、冷静に判断できると思って意見を求めてくるのでしょう。

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報道や経済系のブログを見ると、個別金融機関(メリルリンチとかリーマンブラザーズ等)の危機ニュースが出るたびに不安や非難?のコメントが書かれていますが、今一番重要なのは個別金融機関や投資銀行の話よりも、市場全体のトレンド、方向性です

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心配だとか大変な状況がまだ続くと言ったコメントはあまりに当然過ぎて意味がないような気がします。むしろ不安を煽ってマイナス効果かもしれません。

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現在の株式市場は様々なニュースが流れるたびに乱高下していますが、当然、市場の方向性は不透明で誰も正確に予想ができていません。(デイトレダーにとっては、乱高下しているので儲けるチャンスかもしれませんが)

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様々なニュースに一喜一憂してそのつど相場が上下していますが、投資家としてはどこが悪材料出尽くしで市場全体が底値となり、上昇トレンドとは言わなくても落ち着くのかと探っている状態だと思います。

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残念ながら市場全体の底値はまだ確認できていません。

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日本のバブル崩壊とその後の株式市場のクラッシュ、企業の破綻のパターンから私なりに今後を予想してみます。

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まず、市場の崩壊ですが最初の影響は金融機関に発生します。それが現在の米国住宅公社、リーマンブラザーズ、ワシントン・ミューチャルに起きた問題です。

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次に、基本的に経済がダウントレンドになった場合、まず影響は大型耐久消費財(車や住宅)に顕著にあらわれます。米国の場合はゼネラル・モーターズ)の危機、住宅着工の落ち込みがそれです。(不動産、ゼネコンも巻き込みますよね。)

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その次にもっと悪化した場合問題になりそうなのは、景気が落ち込んでも消費はそれほど減らせない日常必需品まで売上が落ち込んだ場合です。そこの部分まで売上の落ち込みが見えた場合、シリアスですがそこら辺が最終局面と見るべきでしょう。(ウォールマートとかの小売・流通のピンチがあるかどうか)

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これを日本のバブル崩壊とその後の金融危機を代表的な例で言うと。

1997年 山一    破綻

1998年 日債銀   破綻

1999年 日産自動車 (ルノーによる救済)

2000年 ダイエー  (中内会長辞任)

2001年 マイカル  破綻

です。

この後、2003年に日経平均の最安値をつけて、ここから上昇していきます。

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以下、次回に続く。

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以前のブログ(9月4日)で三菱UFJリーマンブラザーズの買収に興味を示している事に関してコメントしました。リーマンブラザーズは逝ってしまい解体作業の真っ只中で、結局、三菱UFJモルガンスタンレーに出資することを決めました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080922-00000128-mai-bus_all 

9000億円、Max20%、取締役1名派遣という事ですが、かなりの出資です。(取締役は少なくともと書いてありましたが、1名じゃ足りないような、、、)

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野村證券リーマンブラザーズ「解体祭り」に参加中で、部分的に買い取ろうとしているようです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080922-00000138-mai-bus_all  

ただ、リーマンブラザーズは訴訟をされそうです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080923-00000082-jij-int 

(訴訟されないように野村證券は営業譲渡で買い取ればいいですが、現地の法律はどうなんでしょうかね。)

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いずれにせよ、日本勢が米国金融機関の救済と言う名のバーゲンセールに参加しています。

かつての住友銀行ゴールドマンザックスに投資して儲かったように今回も儲けられるでしょうか。

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以前にも書きましたが、投資銀行に投資すると言うのは人に投資する事だと言いました。投資銀行にはかなりの自己資金、資産がありますが、基本的には証券会社なので銀行ほどはバランスシートを大きくしていません。(できません。)その分、レバレッジ(このレバレッジが問題なのですが)を使ったり、ファンドを組成したりして大きく商売をしているわけです。

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そこに至る戦略は、優秀なスタッフが資本・資金調達、M&Aと言ったコンサルティングから、さらに儲かるなら利益の高い引受やファンドでの投資を絡ませ、そこに可能ならばレバレッジのかかったディーリングも出動させて儲けるといったものです。(ここまで行けばフルコースです。もちろん私も投資銀行時代にこのフルコースのディールを経験しています。)

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これを可能とするのがつまりは「人材」ということです。あたりまえの話ですが、この人材を生かせるのが、組織、マネジメントで、三菱UFJ野村證券モルガンスタンレーリーマンブラザーズの人材をコントロールできるかと言うことです。

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リーマンブラザーズ(ジャパン)ですが、リーマンには野村證券OBも多く、カルチャー的には近いような気がしますので、マネジメントは上手く行くような気がします。

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モルガンスタンレーには、私も知人友人が結構いますので内情の細かいコメントは避けますが皆さん優秀です。三菱UFJとしては、人材に投資するなら良い投資だと思います。

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問題はマネジメントです。三菱UFJの幹部クラスとモルガンスタンレーはそりが合うと思いますが、問題は実行部隊クラスだと思います。三菱UFJの実働部隊内部の詳細を良く知っているわけではないのですが、モルガンスタンレーのカルチャーと合うかというと少々疑問を感じます。純粋投資として株で投資するだけならいいですが、一緒に商売するならかなりマネジメントで気を使うでしょうね。(待遇とか、意思決定権とかの差でもめたりすることもあるでしょうし)

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三菱UFJは別途子会社(三菱UFJインベストメント・バンク)を設立して、そこ経由で出資し一部の人材を本体から異動してグローバルな投資銀行活動をしたらどうでしょうか?

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