

経済・経営・株式・投資 時事評論
元投資銀行マンの時事評論 (旧社長お時間です)
プラスの材料もあるんですけどね。
Author: 高見澤 敦
昨日、一昨日のブログで実体経済の対策を次にやらないとズルズル株価が下がると書いたのですが、今日はNY、東京ともにズルズルどころかドカンと下がってしまいました。
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以前から株価のレベルについて、米国はまだ下がり(ニューヨークダウは7000ドル以下)、日本はそろそろ止まる(日経平均で8,000円以下は下げ過ぎ。買い下がり推奨)という考えは変わりません。
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何でここまで下がるのかと言うと、あたりまえですが株の売りが出るからです。こんな低いところで売りが出るのは、売らなきゃいけない投資家がいるからです。(ファンドの解約と現金が必要等の理由。もちろん損切りしたい人も当然いますが)
ここで米国市場(ニューヨークダウ)の株価と取引ボリューム(株数)のグラフをみてみると、現在の株価より過去10年間の株価の方が高いわけです。しかも株の出来高が非常に増えています。(下段の棒グラフが取引高)特にここ数年は過剰流動と言えるくらい取引量が増えています。
つまり、それだけ今のレベルより高い所に非常に多くのコスト(買値)の株がたまっているということです。
このファンダメンタルですから、株価が元に戻る事をたいていの投資家は諦めているはずです。よって、その諦めた投資家が売り切るまで上昇というか株価の安定はないと思います。この売却は理屈じゃないので、この売り物がオーバーシュート(過剰な下落)の原因となります。
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最近、相場を良くあてているので友人や後輩から金融に戻ったらと言われますが、次の2年くらいは敗戦処理系(企業再生やら不良債権処理)やリバウンド狙いのファンド(資金集め大変ですが)組成ぐらいしか仕事がないでしょうね。
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ちょっと話はかわります。
今日もあるクライアント先で、建設や資材関係のここ数ヶ月の売上が軒並み15~30%ダウンしているらしいと話を聞きました。今年に入っての不動産・建設関係の破綻ニュースを聞く限り、その話は真実味がありそうです。
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こんな話ばかり聞いているとどうしても精神的に滅入ってきます。
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そうなると、暴落や全員弱気の時は、たとえ良い材料やニュースがあってもそれを素直に受けとめられないものです。
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経済失速の原因のひとつである天然資源の高騰、特に原油の高騰がおさまってきたのに、それを良い材料と注目していません。(金属も結構下がっています)
まあ、全体的に消費が落ちるので、素材の値段が下がっても仕方ないのかもしれませんが、、、
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read comments (0)セリング・クライマックス(断末魔的な売却場面)はどこ? まだ続きます。
Author: 高見澤 敦
昨日の続きです。
まだ下がると昨日言ったのですが、ここまで一気に下がるとかえって予想が外れた方がみんなの為にはいいかなと思ってしまいます。
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残念ながら下落はまだ続くと言わざるを得ません。セリングクライマックス継続中です。
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今回、株式市場はクラッシュ(崩壊)に近いです。クラッシュしたかつての日本株市場を参考にすると
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日経平均は1990年に39,000円近くから1年間で半額、2年少々の間に60%近くの下げました。なお、途中の銘柄入れ替えはありましたが、約13年後に8,000円割れで1/5近くまで下がっています。(単純比較はできませんが)
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つまり、市場のクラッシュ(崩壊)が発生すると、物の価格と言うのは極端に暴落し容易に半額を割り込みます。さらに、あるべく理論値を大きく割り込んでオーバー・シュート(過剰下落)してしまう事が通常おこります。
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よって、ニューヨークダウもここ10年の底値8,000ドルをさらに割り込むのはもちろんで、14,000ドルを高値とするなら、50%ダウンで7,000ドル、60%ダウンで5,600ドル、その半値以下まで覚悟する必要があると思います。このレベルは、1990年代後半のレベルです。
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それに引っ張られる日本市場の底値はどこかと言うことです。直近の日経平均の底値が2003年の8,000円近辺ですが、その時点と比べて日本の経済状態が良いか悪いかという議論が、ひとつのボーダーラインの指標になるかと思います。もちろん、今後に景気がさらに悪化して当時のレベル以下になる可能性もありますが、現段階では当時以上に悪くなりそうであるという感じではありません。
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日本市場は確かに一部の不動産価格が上昇し、ミニバブルがあったかもしれませんが、かつてのような無茶な投資はしていませんでした。
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よって日経平均の直近での高値が昨年の18,000円ですが、8,000円と言うと55%ダウンでちょっと下げ過ぎ(オーバー・シュート)のように思えます。
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直近の底値の時期、タイミングです。
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夏からの金融機関の危機の影響を受けた企業業績や消費の統計数値がまだ出ていません。それを確認できるのが2008年の第4四半期の数値データが分かる2009年初頭でしょう。その時期までは、市場関係者は不安で見通しが立たず、上記のレベルまで売られると見ています。
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