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経済・経営・株式・投資 時事評論

元投資銀行マンの時事評論 (旧社長お時間です)

セリングクライマックスとは?

セリングクライマックスの意味の問い合わせが多いのでちょっと書きます。セリングクライマックスを英語で書くと、 Selling climax Selling=売却 Climax=最高点です。

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株や債券等が何らかの理由で大量の売り物が出た時(暴落)に価格の下落がおきます。その際に、何でそんなに価格が下がるのかという疑問が出るようなレベルまで下落、暴落することがあります。理由は、バブルがはじけて経済環境が悪くなって企業業績が悪化すると言ったファンダメンタルに基づくものから、信用取引による買った株の強制的な損切り(売却)、株式ファンド(投信やヘッジファンド)の解約による止むを得ない売却と言った資金的なものまで、様々なものが重なります。

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理由は幾つか複合的に重なりますが、一言でいうと需給の悪化です。売らなきゃいけない人や、暴落で怖くてもうこれ以上持つのが我慢できない人が増え、最後は理屈をこえて売りがでる、ある意味ヒステリックな状態です。その際には高値で買った株が溜まっておりそのボリュームが、買い手(買いたい)となる投資家の買いボリュームより圧倒的に多くなっているわけです。

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暴落の最終局面になると、その株の売り物がなくなります。その時点というか価格レベルの状態をセリングクライマックスと言います。

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セリングクライマックスとなるレベルは、当然ですが市場が回復、再び上昇し、後になって振り返って初めて確認できるものです。

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一般的にセリングクライマックスの後は急速に相場が回復します。セリングクライマックスは価格のオーバーシュート(overshoot=行き過ぎ、あるべき地点、価格を通り過ぎてしまう)ので、売りものが終わった時、本来あるべきであろう価格(地点)まで戻そうとする市場の力が働きます。

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プロの投資家はそのセリングクライマックス後の価格の戻り、リバウンド(rebound 立ち直り、回復)を狙います。このリバウンドは通常の株価の上昇より大きい場合が多く、その後の経済の回復と株価の更なる上昇につながるので、株を買には重要なタイミングとなるわけです。

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10 16th, 2008

昨日、一昨日のブログで実体経済の対策を次にやらないとズルズル株価が下がると書いたのですが、今日はNY、東京ともにズルズルどころかドカンと下がってしまいました。

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以前から株価のレベルについて、米国はまだ下がり(ニューヨークダウは7000ドル以下)、日本はそろそろ止まる(日経平均で8,000円以下は下げ過ぎ。買い下がり推奨)という考えは変わりません。

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何でここまで下がるのかと言うと、あたりまえですが株の売りが出るからです。こんな低いところで売りが出るのは、売らなきゃいけない投資家がいるからです。(ファンドの解約と現金が必要等の理由。もちろん損切りしたい人も当然いますが)

ここで米国市場(ニューヨークダウ)の株価と取引ボリューム(株数)のグラフをみてみると、現在の株価より過去10年間の株価の方が高いわけです。しかも株の出来高が非常に増えています。(下段の棒グラフが取引高)特にここ数年は過剰流動と言えるくらい取引量が増えています。

つまり、それだけ今のレベルより高い所に非常に多くのコスト(買値)の株がたまっているということです。

このファンダメンタルですから、株価が元に戻る事をたいていの投資家は諦めているはずです。よって、その諦めた投資家が売り切るまで上昇というか株価の安定はないと思います。この売却は理屈じゃないので、この売り物がオーバーシュート(過剰な下落)の原因となります。

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最近、相場を良くあてているので友人や後輩から金融に戻ったらと言われますが、次の2年くらいは敗戦処理系(企業再生やら不良債権処理)やリバウンド狙いのファンド(資金集め大変ですが)組成ぐらいしか仕事がないでしょうね。

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ちょっと話はかわります。

今日もあるクライアント先で、建設や資材関係のここ数ヶ月の売上が軒並み1530%ダウンしているらしいと話を聞きました。今年に入っての不動産・建設関係の破綻ニュースを聞く限り、その話は真実味がありそうです。

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こんな話ばかり聞いているとどうしても精神的に滅入ってきます。

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そうなると、暴落や全員弱気の時は、たとえ良い材料やニュースがあってもそれを素直に受けとめられないものです。

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経済失速の原因のひとつである天然資源の高騰、特に原油の高騰がおさまってきたのに、それを良い材料と注目していません。(金属も結構下がっています)

まあ、全体的に消費が落ちるので、素材の値段が下がっても仕方ないのかもしれませんが、、、

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